乾燥する冬も潤う美肌で! 元CAが教える、乾燥からお肌を守る徹底保湿ケア

 

乾燥のデメリット

 

冬は空気が乾燥する季節です。一般的に人体に最適な湿度は60%前後と言われますが、冬の室内は40%を切ることも。

 

低湿度で懸念されるのが、喉や鼻、瞳など粘膜に及ぼす悪影響です。ウイルスや細菌が繁殖しやすい環境になるため、健康管理には充分な注意が必要です。

 

そして気になる美容面では、肌の『シワ』『たるみ』『肌荒れ』の直接的原因になってしまうという恐ろしいデメリットが…

アラフォー以上の世代にとって、乾燥は、まさにアンチエイジング最大の敵!と言えるでしょう。

 

美人習慣

 

CAは乾燥に敏感です

 

飛行機の機内はとても乾燥しています。数値で言えば5~20%。何と、砂漠の湿度より低い過酷な環境です。

 

この低湿度にはもちろん理由があります。飛行機が飛行する高度は約4万フィート(約12㎞)ですが、この時の外気温はマイナス30~40℃。この状態で機内の気温をエアコンで23~25℃の快適温度に調整すると、機体内側に結露が生じてしまいます。結露は室温を狂わせやすいばかりでなく、錆びや腐食の原因になるため、機体にとって非常に危険なものなのです。そこで、結露を防ぐため、水分除去装置でエアコン内の水分を取り除くことが必要となってきます。

 

機内の空気が乾燥しているのは、外部との温度差の激しい飛行中でも快適室温を保つために必要なエアコンによる結露から機体を守るためであり、安全上やむを得ないことなのです。

 

このような環境で仕事をしているCAは乾燥にとっても敏感です。

 

乾燥が原因の失敗経験

 

機内がどれくらい乾燥しているか、CA時代の経験から振り返ってみたいと思います。

 

まだ新人の頃は仕事に精一杯で、唇の乾燥を感じてもリップクリームを塗り直す時間が取れませんでした。

その日最後の乗務便で降機のご挨拶をしていると、年配のご婦人がそっと私に近づき、持っていたハンカチを手に握らせて下さり「お疲れ様。唇をお拭きなさい」と耳元で囁いて降りて行かれました。

乾燥した唇が割れて、血が滲んでいたのでした。

 

また、これは国際線勤務時のことでしたが、お客様に紙コップをお渡しした際に互いの指が軽く触れました。

その瞬間にバチッと音がして静電気が発生し、熱い飲み物が自分の手にかかりやけどを負いました。

 

制帽を脱いだ途端に静電気で髪が逆立ち、近くにいたお子様を驚かせてしまい大泣きされて困った、という同期の逸話もあります。

機内は乾燥エピソードに事欠きません。

 

そのような環境下で勤務するCAですが、皆とても美しい肌をしています。

 

このような状況下で働くCA、一体どのような乾燥対策をして乗務に臨むと思われますか?

 

美人習慣

 

乾燥対策その1:外出する前にスペシャルケアを取り入れましょう

 

乾燥対策の第一歩は、乗務前、家で過ごす時間から既に始まっています。

 

朝の洗顔直後にとっておきのスペシャルケア、温パックを取り入れましょう。

 

え?朝からパック?時間が無いし気持ちのゆとりも無いのに、と尻込みされてしまうでしょうか。

いえいえ、この温パック、いつでも即できる簡単で時短、しかも効果抜群なケアなのです。

 

まず、いつもの化粧水や乳液でお肌を整えた後、オイルをお顔全体に薄く伸ばします

私はスクワランオイルを愛用していますが、オリーブ、ホホバ、ローズヒップなど、肌質や目的に合うお好みのオイルで結構です。

その後、濡らして絞ったハンドタオルを電子レンジで10~20秒チンして適温のおしぼりを作り、お顔に当てて1分。これだけで、スペシャルケアの温パックは終了です。

オイルは浸透しますので洗い流す必要もありません。その後、普通にお化粧をすればOKです。

 

簡単ですが即効性があり、潤った柔らかいお肌を実感できますよ。

 

乾燥対策その2:内側から身体を潤しましょう

 

スペシャルケアは効果抜群ですが、外側からのケアだけでは限界があります。

内側から身体を潤してくれる飲み物を積極的に摂りましょう。

 

温めた牛乳にはちみつを入れたハニーミルクは、腹持ちが良く美容にも最適な飲み物。

おみそ汁やスープなど、一杯で栄養価の高い食事系の飲み物もオススメです。コーヒーや紅茶でも良いですが、はちみつや牛乳をプラスしてビタミンとミネラルの補給を心がけましょう。

 

乾燥にはビタミンCが良いと言われます。

ビタミンCには疲弊した細胞を回復させる働きがあるため、保湿力が倍増することが期待できます。はちみつはビタミンCが豊富で、食事の合間にも気軽に摂れる食材なので、砂糖代わりに使うことも多いです。

 

CAは乗務中も水分補給は怠りません。

一度にたくさん摂ると汗や尿となって排出されてしまうので、ギャレー(作業を行う場所)に戻る度に一口ずつ含んで喉粘膜を常に湿らせておくようにします。

 

また、仕事が一段落したら梅干しレモン等を口に入れるようにしていました。

酸っぱい食べ物は、唾液の分泌ばかりでなく喉粘液の分泌も促し、喉を乾燥から守ってくれます。

私は時間の長い国際線乗務時には、スライスレモンのはちみつ漬けを持参して臨みました。

これは手軽につまめて高い保湿効果が期待できる、美肌のための最強おやつです。

美人習慣

 

乾燥対策その3:湿度調整とアフターケアを心がけましょう

 

外出から戻ると、頬や唇がかさついていると感じたり、喉や鼻の奥が痛痒かったりすることがありませんか?

これらは、乾燥した環境の中に長く身を置いて負荷がかかった状態です。

ここでは外出後のアフターケアの方法をご紹介します。

 

帰宅後、私はまずぬるま湯でうがいと洗顔をします。

その後、顔に滴るほどに化粧水をパッティングして浸透させます。少量の高価な化粧水を使うよりも、安価な化粧水でも惜しげなくたっぷりと使う方が保湿効果は高い気がします。

 

加湿器や、喉や肌を潤すスチーマーがある場合は積極的に使用しましょう。

無い場合は、部屋に濡れたタオルを下げたり、やかんでお湯を沸かしたり、バスルームの湯気を呼び込むなど、工夫次第で加湿器があるのと同等の環境にすることが出来ます。

 

先述の温パックやフェイスマスクも有用です。また、フェイスマスクではなく風邪予防のための普通のマスクも、湿った呼気を内側に溜めてくれるので乾燥を和らげてくれます。

 

いずれにせよ大切なのは、外気に触れて肌のかさつきを自覚した状態のまま放置することの無いようにすること、長い時間を過ごす居住空間の湿度を適度に整えるようにすることです。

 

美人習慣.jpg

 

 

ご紹介したのは、湿度20%を切る厳しい機内環境にも適応する乾燥対策ですので、一般的な冬の低湿度30~50%では十分な効果を期待できることと思います。

 

美容と健康に最適な湿度は60%以上と言われています。

乾燥が続くと肌は老化し代謝が鈍り、免疫も低下します。

肌サイクルに多大な負荷をかけることにならないとも限りません。ぜひ日常のケアに積極的に取り入れていただき、寒く乾燥した冬も潤う美肌で乗り切って下さいね。


この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします


Twitterで 美人習慣 をフォローしよう!

Written by 大地由希子

ユキコ・チョークアート・ネットワーク チョークアーティスト チョークアートの制作、販売 自宅教室・カルチャースクール・各種イベントでの指導 【ガイドとして一言】 美は内面から。若さに執着するのではなく年齢相応の美しさを体現したい、睡眠・食事・精神の充実と安定を大切にしたい、そう思って生活しています。スパイスとして、元CAならではの裏技などもお伝えできたらと思います。