シミが悪化!日焼けを促進!夏の“きゅうり”にご用心

一昔前に美白効果があるとして “きゅうりパック” が流行ったことはご存知ですよね。
現在では、逆にシミになる、といわれてあまり見かけなくなりました。
しかし美容大国の韓国では現在でも行われているようです。
筆者も先日友人から、韓国土産できゅうりパックをもらいました。
「実際のところどうなの?」 という事で調べてみました!
実は超危険だったきゅうりパック
結論から言うと、肌に直接つける事は絶対にやめるべきです。
きゅうりはソラレンという成分を含みます。
この成分は紫外線を吸収しやすくる「光毒性物質」を産生して、
シミやそばかすの原因である色素沈着を誘発させてしまうのです。
「夜やれば、寝ている間に成分は消える」というのも間違いのよう。
2~3日は消えないそうです。
つまり、夜にパックをして翌日紫外線を浴びてしまうと
日焼け後のメラニン色素の沈着やシミの生成を促進させてしまうようです。
ちなみに経口摂取によっても、光毒性物質は生成されてしまいます。
ただ、きゅうりに美容成分が豊富なのもまた確かなのです。
きゅうりの美肌効果
きゅうりは90パーセント以上が水分ですが、じつは健康・美容成分がとても豊富です。
ここでは主な成分をご紹介します。
●ビタミンC
ビタミンCにはメラニン還元効果があり、美白効果が期待されます。
また、他の物質を酸化させる力が非常に強いために老化の原因となる、活性酸素を抑える効果があります。
(ちなみに肌からは浸透しづらいです。)
●カリウム
カリウムには利尿作用があり、むくみの防止に役立ちます。
最近では、むくみに効くカリウムのサプリメントも出ています。
●ビタミンA
ビタミンAは粘膜の形成に役立ちます。
それにより、眼精疲労や風邪の予防に効果があります。
また、肌荒れ防止やがん予防にも効果があるとされています。
さらにきゅうりは1本約15キロカロリーと非常に低カロリーなので、ダイエットにはもってこいの食材なのです。
きゅうりの正しい摂取方法
これだけ美容効果があるにも関わらず、ソラレンのせいで肌に悪影響を与えてしまうのはもったいないですよね。
でもちゃんと時間と食べ方を意識すれば大丈夫!
まず時間ですが、必ず夜食べるようにしましょう。
肌につけると2~3日成分が残りますが、食事としてなら5~7時間です。
一晩寝れば美容効果のみ発揮されることになるのです。
日中の外に出る前に食べると、シミ・そばかす・日焼けを促進してしまうので気をつけましょう。
また、きゅうりにはアスコルビナーゼという酵素が含まれています。
これはビタミンCを破壊してしまうので、せっかくの美肌成分を台無しにしてしまいます。
そこでオススメの食べ方はずばり 酢の物!!
お酢はアスコルビナーゼを抑制する働きがあるので、きゅうりの酢の物はとても利にかなった食べ物なのです。
終わりに
夏野菜の代表のきゅうり。
しかしきゅうりは摂取方法によっては逆効果になる危険があります。
正しく食べて、健康と美を手に入れましょう。